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雑誌バイザシーにて「+湘南SPICE」を連載中の
技拓株式会社、白鳥ゆり子社長のエッセイ。
スローライフの楽しみ方は必見。

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TOWNY MYLIFEプロフィール

本物の湘南スタイルを提唱する注文住宅 技拓株式会社 代表取締役。主に、家づくりのソフト面となるライフスタイルの提案を担当。心が豊かになる暮らし方、湘南での楽しみ方をコラムやイベントを通して紹介している。ブログはこちら

vol.
008

「ねこの生命力」

今年になって腎不全の老猫は、いよいよ血尿がとまらなくなってしまいました。初めは膀胱からかと思っていましたが、やはり腎臓からの出血で、先生曰く、数値的にはすでに末期の状態。毒素となるリンや尿素窒素なども、計測器を振りきるほどの数値ということで、いつ尿毒症を引き起こしてもおかしくない状況です。朝目が覚めてまず思うのは、「独りで逝ってしまってないか」ということ。体調も一進一退で、とても元気かと思えば、次の日冷たくて暗いお風呂場や洗面所の奥でジッとしている日もあり、ひやひやな日々を過ごしています。

先日、朝いつものベッドにいないので捜してみると、トイレの中でうずくまっていました。腎不全は力むだけでもとにかく疲れるそうで、脱水症状も起きていたため点滴で事なきを得ました。そこから私もより意識をして、注射器で水を強制的に飲ませることで、2.3日で食事がとれるまでに回復しました。もちろん腎不全がよくなることはありません。でも、何度もこれで最期か?!という私の心配をよそに、幾度も復活する我が猫ちゃんの生きようとする力の強さに、先生も私も驚かされています。この子は、猫の中でも自分で治そうとする治癒力が強いと先生は言います。今は、毎日の水分補給で、お目目もキラキラ輝いて日向ぼっこをせがむ毎日。むやみな延命をするつもりはありませんが、彼女の生きようとする力がある限りは、出来るだけ手助けをしてやりたい。そんな日々です。

ただひたひたと生きようとする猫の生命力に、我々も見習わなければいけないなと、毎日感心しています。「死ぬまで生き続ける」とは何かを、動物をみて改めて学ぶ今日この頃の私です。