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雑誌バイザシーにて「+湘南SPICE」を連載中の
技拓株式会社、白鳥ゆり子社長のエッセイ。
スローライフの楽しみ方は必見。

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TOWNY MYLIFEプロフィール

本物の湘南スタイルを提唱する注文住宅 技拓株式会社 代表取締役。主に、家づくりのソフト面となるライフスタイルの提案を担当。心が豊かになる暮らし方、湘南での楽しみ方をコラムやイベントを通して紹介している。ブログはこちら

vol.
051

「猫と暮らす」

 私が初めて猫と暮らしたのは、いつごろだろうか?気がつけば、すでにそばにいた存在だった。今でこそ猫かわいがりをしている母も、当時は猫が嫌いで、子供の私たちが猫を拾ってくるたびに愚痴をこぼした。

 家の前の公園に、段ボールで捨てられた子猫や、やせた野良猫を見つけると、そっと餌やミルクを運び入れ、最後はこっそりと家に持ち帰る。動物好きならば、誰もが経験したことだろう。

 母に叱られながらも、動物を育てる意味を、助けられなかった幾つもの命の悲しみを、たくさん経験しながら大人になった。

 そして今は、猫が3匹。20歳の猫が今年の1月に他界し、
4月には愛犬も他界した。その時に1匹残った4歳のキジトラは、あまりのショックにヒステリックになってしまった。それがあまりに可愛そうだと思ったところに、ちょうど黒猫の子猫がやってきた。愛犬の死に際、「黒猫になって戻っておいで」とそっと耳打ちしたことが、本当になったのかと思うくらい絶妙なタイミングだった。
 2匹になったと思ったら、同時期に野良猫が家に居ついてしまった。前にも書いた寄り目の「ヨーリー」だ。飼い主を無くしたのか、すがるようにやってきた。まるでレイチェル・ウェルズ著の「通い猫アルフィーの奇跡」のように、この強引な猫作戦にはまってしまった。

 この3匹が今私を癒し、生活を共にしてくれる相棒たち。私は彼らの主のつもりでいるけれど、気がつけば彼らのシモベのようなこともしばしば。せっせと毎日、ご機嫌をとりながら、美味しいご飯を用意してやっている自分がいる。まあ、それもまたよしかな。