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雑誌バイザシーにて「+湘南SPICE」を連載中の
技拓株式会社、白鳥ゆり子社長のエッセイ。
スローライフの楽しみ方は必見。

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TOWNY MYLIFEプロフィール

本物の湘南スタイルを提唱する注文住宅 技拓株式会社 代表取締役。主に、家づくりのソフト面となるライフスタイルの提案を担当。心が豊かになる暮らし方、湘南での楽しみ方をコラムやイベントを通して紹介している。ブログはこちら

vol.
052

器用ビンボー

興味をそそられることが多い。そこそこ上達が早い。が、なまじ器用であるために、あちこちに手を出し、どれも中途半端となって大成しない人を、器用貧乏といいます。

私も子供の頃から、勉強はさておき、スポーツでも手芸でもなんでも、一端手を出せばそこそこ上手に出来てしまう。スタート時点で、人よりほんの少し頭角を現す。しかしそれ以上には執着を持たず、次に興味が移る。そういった性格のため何かを極めたり、達成感を感じたりが少ない。自分には何も得意分野がないと、卑下さえしてしまう。

理由は、興味をもつとそこから派生していく疑問に興味が移り、それが多岐にわたるせいでそれぞれがつまみ食いに終わるのだ。ただし、スイッチが入った時の異常な集中力で、ある一定のテクニックを習得できてしまう。
そして、ふと思う。何か一つでも極めの域を垣間見ることもなく、ついにこの歳まで来てしまったと。自分にこれぞと自慢できる得意分野がなにもないと。これはしたり・・・。

しかし、人は言う。なんでも上手にこなせて羨ましいと。この感覚のギャップにこれまた気持ちが萎えるのだが、そもそも能天気な私は考えた。私の最大の特徴は、器用ビンボーでも飽きはしない点だ。何年経っても何十年経っても、好きなことは好き。そして更に、趣味には共通点がある。興味はすべて一つのモノゴトから派生していくからだ。それらをあと30年ほど続け、やめさえしなければ、人より上達は遅くとも大きな一つの繋がりを持って、何かを大成することが出来るかもしれない。そう思えば、今日も好き勝手に興味を広げる自分を、許そうという気にもなるものだ。