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TOWNY 茅ヶ崎版 ホームへ > MY LIFE > 心の向く、その先にあるもの

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雑誌バイザシーにて「+湘南SPICE」を連載中の
技拓株式会社、白鳥ゆり子社長のエッセイ。
スローライフの楽しみ方は必見。

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TOWNY MYLIFEプロフィール

本物の湘南スタイルを提唱する注文住宅 技拓株式会社 代表取締役。主に、家づくりのソフト面となるライフスタイルの提案を担当。心が豊かになる暮らし方、湘南での楽しみ方をコラムやイベントを通して紹介している。ブログはこちら

vol.
064

心の向く、その先にあるもの

先日、震災で家が全倒壊した経験をもつ友人と語る機会があり、彼女から学びを得た。

プレートで全倒壊したエリアと、まったく問題がないエリアが、小さな村で起きた時、自分がどんな風にそのことを捉えるか。その時の心の在り方が、後の自分たちの運命を大きく左右したのではと、彼女は話してくれた。家からは、財布一つ持ち出す時間がなかったほどに、一気に家が崩れ落ちた。身ひとつで投げ出された時は、放心状態だったが、この夫婦は「ここがどん底ならば、もう上がるだけ。」そう思えて、他を羨む気持ちが不思議と浮かばなかった。その時の気持ちがあったからこそ、必要な時、必要な分だけ周りに助けられたのではないかと、今になると思えてならないと語ってくれた。

もともと、ピュアな心の持ち主だから、そんな風に思う彼女は想像できていたけれど、そのまっすぐな心は、自分たちの不運を恨みはしなかった。まわりの人々が、本当に必要な分だけの助けを常に与えてくれたことに、どれだけ自分たちが救われ、また自分たちが僻みや妬みを微塵も心に抱かなかったことに、心から感謝したと言った。きっとあれは、自分たちが乗り越えられる試練だったんだろうとも感じたとも話してくれた。

こんなに澄んだ心を持つ友人が、そばにいてくれることで、私もモノを見る目というのは、すべて心の在り方にあると気づかされる。

同じものを見ていても、心の在り方ひとつで、物事は180度違って見えるのは事実だ。だからこそ、心はいつも健全でなければならない。そのためには、体も健康でなければならない。自分を取り巻く世界は、自分の心の動き次第で、変えることができるのだから。