湘南のフリーペーパー TOWNY タウニー
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雑誌バイザシーにて「+湘南SPICE」を連載中の
技拓株式会社、白鳥ゆり子社長のエッセイ。
スローライフの楽しみ方は必見。

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TOWNY MYLIFEプロフィール

本物の湘南スタイルを提唱する注文住宅 技拓株式会社 代表取締役。主に、家づくりのソフト面となるライフスタイルの提案を担当。心が豊かになる暮らし方、湘南での楽しみ方をコラムやイベントを通して紹介している。ブログはこちら

vol.
042

空間で楽しむ香りの世界

香りに興味を持ったのは、確か中学生の頃のこと。母が肌着を入れた抽斗に、香りのいい外国の石けんを忍ばせていることを知って、私も甘い花の香りがする石けんを母からもらい、大事にしていました。その外国の石けんの香りを嗅ぐたびに、幸せな気持ちになって、また移り香のする肌着を身に着けるのが嬉しかったのを思い出します。高校生になっても、抽斗には石けんを入れる習慣は続き、20代の頃にはアロマが流行り出し、夜はラベンダーを焚いて眠りにつくのが私のリラックス法でした。
そして10年ちょっと前、偶然にも石けんを作り始め、その石けんの香りづけのためにアロマの資格を取り、配合や効能を知ると、その日のお天気や気分などに合わせて、我が家では、芳香浴で香りのおもてなしをするようになりました。
そのうちに、伝統的な日本の香りに興味を持ち出したのは、自然のことでしょう。茶道も知らない私が香道を知る由もなく、体験すらないのですが、様々な姿かたちをした香炉の美しさには、常々心惹かれていたので、ひとまず一つ購入してみました。自分の香炉を手に入れたら、香りを焚いてみたくなるのは人の常。京都の香老舗より、灰と炭を用いて温めて楽しむ印香や練香を取寄せ、部屋で香りを漂わせる「空薫」で初めての香りを聞くやいなや、まあその古来より伝わる日本の香りのはんなりたおやかなこと。香老舗秘伝の練香などをじっくり楽しむのも、私の癒しのひと時となっています。
今年は、香りをめぐる京都の旅をしながら、一番お気に入りとなる香炉や香りを探してみたくなりました。