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雑誌バイザシーにて「+湘南SPICE」を連載中の
技拓株式会社、白鳥ゆり子社長のエッセイ。
スローライフの楽しみ方は必見。

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TOWNY MYLIFEプロフィール

本物の湘南スタイルを提唱する注文住宅 技拓株式会社 代表取締役。主に、家づくりのソフト面となるライフスタイルの提案を担当。心が豊かになる暮らし方、湘南での楽しみ方をコラムやイベントを通して紹介している。ブログはこちら

vol.
045

手仕事効果?!

誰にでも必ず来る、後期高齢者になる時。 80歳を過ぎても、シャキッとされた方。60代で、年齢よりお年めした印象の方。大病をされたり、背景には個々の抱える問題があったりと一概には言えないのですが、ただ実際に90歳を超えて、とても元気な方がいらっしゃるのも事実。お話も大好き。頭の回転もいい。お出かけも積極的で食事もきちんととる。そんな方に限って、お仕事を現役でされていたり、手先を使う本格的な趣味を持っていることが多いように思います。 著名な方では、朝ドラのモチーフにもなった「暮らしの手帖」を作ったエッセイストの大橋鎭子さんは、3年前に93歳で亡くなられましたが、90歳を過ぎても出社されていたとか。染織家の志村ふくみさんは、91歳。美術家の篠田桃紅さんは103歳。本にもなった、90歳を超えても現役で働くポーラレディなど、今挙げた方々だけでも、皆さん指先のお仕事をされていることに、ふと気が付きました。

これはあくまで主観ですが、まわりにいる認知症の初期症状では?と思える方や、精神的な病を発症したご高齢の知人などを思うと、仕事はもちろん、あまり趣味をもっていないケースが多いように感じたのです。お料理をする、針仕事や絵を描く、文章を書く、モノを作る、畑作業。何でもいいと思いますが、やるならば個展に出す、発表の場を設ける、消費者に買ってもらう等々、評価を得られるレベルで、物事に取り組むことが大切なのかなと。人から評価を得るために、努力をする、頭を使う、より良くなるための工夫をする。そういった一連の過程が、気力を生み、頭を鍛え集中力をあげる。夢中になることを体が感覚として捉え、それが評価に繋がれば正のスパイラルを生み出していくのではと。もちろん体力的な問題もありますが、それは個人努力の積み重ねでカバーもできる。黒柳徹子さんも森光子さんもスクワットを欠かさないなど、高齢だからこそ努力をされてきたとか。

歳を取ってから、よりよく人生を過ごすために、長く向き合える本格的な趣味を持つことの大切さを、私は感じています。